2022.07.13
今日の出来事お墓の行方
最近、お墓のことについての相談が増えています。
例えば
「妻の実家のお墓を管理する後継者がいない」
「子供は県外に家を建てて田舎には帰ってこない」
「お墓が山の上で年を取ってからお参りを含めて管理ができない」
「お墓に行くまでの道・周囲の草刈りが困難」
などお墓の悩みはそれぞれです。
答えは決して一つではないので、一人ひとりの思いを大切にしてアドバイスさせていただいております。
その様な時代の中でお寺の納骨施設は大切な場所だと思います。
この世は無常であり時代とともにあらゆるものは移り変わろうとも
手を合わせる事を通して、亡き人を偲ぶ心・お参りする心・感謝する心などその姿を
親から子へ子から孫へと繋いでいく事が、法義相続であり何よりも大切なことだと思います。
子供は親の言う事は聞きませんが、親のする事は自然と身につきます。
時代の流れの中でお墓に対する意識もずいぶん変わってきているように思います。
これから先、何が正しいという答えは中々見つかりませんが、その時代に似合った
考え方や人々の思いを大切にして時代に必要とされるお寺でありたいと願います。