2022.07.10
その他最近のお墓参り
浄国寺では屋内墓所(納骨堂を)建立して約15年になります。
当時、田舎では「うちは墓があるから必要ない」と言われる方の方が多かったです。
ここ最近では「お寺で遺骨をお預かりしてくれて、いつでもお参りが出来て有難い」
と言われる方々が年々増えてきているように思われます。
そしてなんとも嬉しいことは若い方々がよくお参りされていることです。
よく「最近の若いもんは!」とか「若いもんになったら墓にも参らん。」とか色々言われる方もおりますけれど
そんなことないんですよ!若い方々も大切な方を亡くされ、それがご縁となり、その大切なご縁を通して
手を合わせる事・感謝する事・自分を見つめる事
そこから仏縁が始まるんです。スタートするんです。
そしてお参りを通して、目には見えない大切な事をそれぞれの方が感じていくのではないかと思います。
私達には祖父母・父母・兄弟・夫妻・子・孫・友人などさまざまなご縁があります。
命を終えていくのに順番はありません。その無常を感じた時、
今頂いてる命・私がここにいる事、当たり前と思っていたことが当たり前ではなかった事に
気付かされ、何でもないこと、何にもない日常の生活にも感謝できるのではないかと思います。
人は手を合わせることを通して豊かな心が回復していくように思います。