住職ご挨拶
真宗大谷派 西方山淨国寺
14代目 住職
藤島賢昭Fujishima Kensho
1975年生まれ
私たちは幸いにも不思議にも人としての命を頂きました。人生を歩んで行く中で、喜びであったり悲しみであったりいろいろな出来事に出遭います。
さまざまな思いを抱きながら日々を送って行く中で他と比べ、損得に拘り、好き嫌いなどの自分の物差しを捨てることのできない私たちは、苦しみから逃れることが出来ません。
そんな私を私として見つめ、真実の姿に気付かせてくれる場所、それがお寺というところであり、ほとけ様の教えであると思います。決してお坊さんは葬儀や法事、お経を読むことだけが仕事ではありません。
苦しみ、悩み多いこの人生をどう生き抜いて行くか、そして生まれてきてよかったと思える人生を一緒に見出していく事もお坊さんの役割であります。
老若男女問わずして、どなたでも気軽にお参りして頂ける、皆様に開かれたお寺になっていく事を切に願って聞法精進していきたいと思います。
合掌